高級ホテルには、クラブフロアという特別なフロアがあります。ホテルによってエグゼクティブフロアとかエグゼクティブラウンジとか多少名前が異なりますが、サービスは似通っています。ここではクラブフロア、クラブラウンジに統一させていただきます。
リーナの初クラブフロアはリッツカールトン大阪。宿泊前にいろんな口コミを見ていたら、クラブフロアに泊まりますって書き込みがいくつか目に入ったのです。次にクラブフロアを調べてみると、う～ん、なんだか普通と違うみたい。正直、泊まるだけでこの値段は高いなぁ～って思っていました。けれどもこのプランに対してファンがいるのも確か。ってことで泊まってみることにしました。
まず、普通にフロントにてチェックインに行くと、
「リーナ様、今回の宿泊はクラブフロアでご予約いただいておりますので、クラブラウンジへご案内いたします」
といわれ、エレベーターへ。そこでエレベーターの使い方を教えていただきました。写真、すごく見づらいですが、リッツカールトン大阪のクラブフロアは３３～３５階（多分）。これ、普通にボタンを押してもボタンのランプが点灯しないんです。そう、そのフロアに行けません。ボタンの横にある鍵穴に、お部屋の鍵を挿して鍵を回さないと点灯しない仕組みになっています。セキュリティが高いです。
そしてクラブラウンジで飲み物をいただきながらのチェックインの手続き。もちろん、立ったままではありません。椅子に座って落ち着いて手続きができます。しかも初訪問のときはホテルに着いたのが夜。後述しますが、夜はお酒も飲めるので、シャンパンをいただきながらのお手続き。チェックアウトもクラブラウンジで出来ますが、初訪問で何も知らないリーナは１階のフロントにてお手続き（笑）だけど、この時に隣でチェックアウトの手続きを某俳優さんがされていました！もちろん、プライベートということもあり、お声がけはしませんでしたが、こういうホテルになると有名人を見かけることがあるんだなぁ～と思いました。グランドハイアット福岡へ泊ったときは、ソフトバンクホークスの選手と廊下ですれ違いました。ご家族で滞在されていたみたいです。
クラブフロアでは、１日に数回のプレゼンテーションがあります。まず朝食。スタンダードのお部屋と違って、朝食をつけるかどうか決める必要はありません。クラブラウンジでビュッフェ形式でいただけます。しかも、食事の品質が高いことが多いです。普通にホテル内のパン屋さんで売っているパンとかも食べ放題です（笑）
それから、クラブラウンジの営業時間内ではおつまみとノンアルコールの飲み物がいただけます。おつまみはドライフルーツやナッツとか。ノンアルコールの飲み物はコーヒー、紅茶、ジュース等です。
プレディナーの時間帯では、ついにお酒が出てきます。シャンパンやビール、ワインなどがいただけます。食事も軽食ではありますが、サラダやチーズ、温かく調理されたものがいただけます。軽食とはいえビュッフェであるため、いっぱい食べればお腹にたまります（笑）一番最近のホテルステイでは、クラブラウンジで夕食を済ませました。
リッツカールトン大阪では、１５時前後くらいの時間にアフタヌーンティーを提供していました。映画とかでしか見たことないものにサンドウィッチが乗ってました。
あとは、コンシェルジュの質が高く思えます。あまり上手いお願いをしたことはありませんが、荷物の手配、ドリンクのおかわりなどは嫌な顔ひとつせずに対応してくれます。もちろん、スタッフが忙しそうなときは自分でやります。オススメの飲食店の相談もでき、必要であれば当然予約もしてくれます。京都の料亭のランチを予約してもらったこともあります。また、数日前に電話し、宿泊時にお部屋にお花を用意してもらったこともあります。
強く印象に残っているのはグランドハイアット福岡です。５千円札を千円札にと両替をお願いしたところ、すべてキレイなピン札でした。
また、チェックインの手続きが終わったら、
「リーナ様、このままラウンジで過ごされますか？よろしければ先に荷物をお部屋へお運びいたしましょうか？」
と、部屋に行くことなくラウンジでゆっくりとした時間が過ごせます。
とにかく、セキュリティが高く、特別扱いしてくれるのがクラブフロアです。外出せずにクラブラウンジでコーヒーを頂きながら読書をして過ごすこともあります。旅行にきたのに観光なしのプランです（笑）
お部屋の広さはスタンダードのお部屋とほぼ同じであることが多いです。スイートとなるとかなり広くなりますが、かなりお値段も高くなります。なのでリーナはクラブフロアを選ぶことが多いです。ただ泊まるだけの、観光が目的のときはスタンダードのお部屋で十分ですので、その時の目的によって使い分けます。また、ホテルによっては宿泊していない方も有料ではありますが利用することができますので、お友達と一緒に朝食やアフタヌーンティー、夕食を楽しむことも可能です。
いくつかのホテルのクラブフロアの利用案内書がありますので、ホテルを選ぶ際の参考になれば幸いです。
